日産のセレナは日本を代表するミニバンになります。
ファミリーカーとして人気のあるセレナですが、実際の乗り味はどうなのでしょうか。
また室内が広く、使い勝手の方もいいのですが、実際のところどうなのでしょうか。
ライバル車の多いセグメントですが、それぞれのポイントを抑えてみました。
等身大のセレナの姿を交えつつ、セレナの試乗のポイントなども踏まえて見てみましょう。
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日産セレナに試乗してみました
日産のセレナは2018年現在で5代目となり初代は1991年の販売となります。
なので、発売から25年以上経っている車種になり、同じ名前で現在も販売し続けているミニバンの中では、かなり歴史のある車になります。
また年々性能や装備が上がっており、2018年の初にミニバンとしては初のエンジンで走らず、モーターのみで走る「セレナ e-POWER」が発売され、話題を呼んだ車でもあります。
また日産の看板機能でもある、運転サポート機能である「プロパイロット」も装備されているなど先進性に富んだミニバンとなっております。
そんなセレナですが、試乗の際にどこ見ればいいのか、またどこの性能を確かめればいいのかなどが気になると思います。
車は安い買い物ではありませんから、しっかりと決めて購入しないといけません。なので、車をフラットな目線で見て正しい判断しないといけません。
そこでこの記事ではセレナの試乗のポイントなどを述べていきますので、是非参考にしてみてください。
セレナ試乗をするには?
まず日産のセレナを試乗する方法ですが、非常に簡単でお住いの近くになる、日産のショールームに行って試乗しましょう。
お気軽に行って試乗することもできますし、事前に予約すれば乗ることができます。
駆け込みで試乗しに行った場合は、他のお客さんが試乗している場合もありますので、乗るのに時間がかかる場合もあります。しかし事前に予約しておけば、行ってすぐに乗れるので、予約が一番確実な方法でしょう。
また店舗によって取り扱っていない場合もありますが、セレナは日産の人気車種でおよび、主要車種なのでほとんどのお店で乗ることができます。
またグレードなども店舗によって違いますので、乗りたいグレードがあるかどうかを事前にお店にお問い合わせなどをしておけば、間違い無いでしょう。
日産セレナに実際の試乗評価はどう?
車の試乗評価は非常に難しいもので、乗る人や使う人によって目線が違うので、評価が分かれる部分があります。
例えば、極端な話、スパルタでキビキビしたスポーティーな走りが欲しい人にはミニバンは全く魅力がないですし、逆にたくさん荷物を積んだり、使い勝手の良い車で、毎日気軽に使える車を求めている人であれば、スポーツカーのような車はいらないと感じます。
その目線が子どもの送り向かいをする主婦やチャイルドシートを載せたいのであれば、ツードアの車なんて全くいらないわけです。
なので、ここでは車の本質的な部分の試乗評価の話をしていきます。
車の本質は走って、止まって、曲がることと、そして安全性ですから、その辺りを落とし込んでみましょう。
セレナの走りの良い点
まずセレナは毎日使えることを想定して作られています。
セレナに限らずの話ですが、現在販売されているミニバンの全てが毎日使える車として販売されておりますから、セレナは非常に運転し易く、毎日でも問題なく使える車です。
なので、普段日常的に使うのであれば、走りに関して言えばほぼノンストレスで乗ることができます。
それはS-HYBRIDとe-POWERともに同じことが言えます。
特にe-POWERはモーターでの加速なので、エンジン車にないつなぎ目のない、スーッとした加速をしてくれます。またモーターによる加速なので、非常に静かで滑らかな走りを提供してくれます。
では次にセレナの特筆すべき部分は視界の広さでしょう。
ミニバンは背が高いので、その分視界も高くなるので、運転がしやすいです。なので運転が苦手な人でも車のサイズがわかりやすいのがミニバンの良さです。
セレナはAピラーの部分に窓が入っていたりと、交差点などで曲がる際に死角をなくすように工夫されています。
なので、視線を広くして走ることができるのがセレナの良い点になります。
またセレナな電子ミラー(メーカーオプション)が採用されており、荷物や人をたくさんのせている状態でも後方の視界が確保しやすいようになっております。
このミラーによって後方の情報だけになるので、安全確認などが非常にし易くなりますので、非常に走りやすい環境を提供してくれます。
普段日常的に使う車にとって走りや曲がる、止まるなどは安全性によって成り立ってる部分が大きので、このような機能はセレナの走りにおいて非常に役に立っていると言えます。
セレナの走りの悪い点
ミニバンはどちらかと言いますと、ドライバー以外の人がどう乗れるか、が重要な車になってきます。
なので悪い点で言えば、ミニバンというカテゴリーから越えるのが難しい点である、車としての走る楽しみが欠ける、という部分が悪い点になります。
やはり低燃費を優先すれば、パワーよりも燃費の良さにいきますし、ドライバー以外の人の居住性などを取れば、車はどうしても背が高くなり、高重心な車になります。
そのため高速道路の合流時や長い坂を登る時などにはどうしても非力さを感じてしまいます。
この章の冒頭でも述べましたが、ミニバンはどうしても背が高くなってしまいますので、ハンドリングや加速の際はその背の高さが仇となり、運転する楽しさは失われてしまいます。
なので、ミニバンでそのような運転をしてしまうと、横揺れが激しくなりますので、ドライバー以外の人に恐怖を与えかねません。
しかしセレナはそれ以外は問題なく、走り、という点だけを除けばかなり高評価な車となります。
また最近のミニバンはファミリーのためにミニバンを買ったパパのためにスポーティーな走りが楽しめるようなグレードも用意されております。
セレナにはNISMOの設定があり、NISMOがレースで培った技術をミニバンにも取り入れることで、ミニバンでも運転する楽しさを可能にしました。
アルミホイールからボディの剛性など、セレナ専用として設計されているので、ファミリーかとしての一面も持たせつつ、走りも欲しい方におすすめのグレードです。
またNISMOほどは必要ない、という方にはハイウェイスターというグレードが用意されています。
実はセレナの一番人気はこのハイウェイスターで、専用のアルミホイールが装着され、見た目もスタイリッシュになりますので、非常におすすめです。
またハイウェイスター専用のサスペンションが付いているので、ミニバンでも走りを楽しめるようになっております。
日産セレナにはこう乗ってみよう!試乗のポイントを紹介します
では実際にセレナに試乗した時にどのようなポイントを見ればいいのかを見ていきましょう。
まず大事なことは、自分が車に何を求めているかをはっきりさせましょう。
収納が必要なのか、乗り降りのしやすさか、燃費の良さか、ドライバー以外の居住性の良さなど、あらゆる面があると思いますが、まず自分自身にしっかりとした判断基準があると車の試乗の際にしっかりと判断することができます。
では、試乗でしかわからない車の試乗のコツを見ていきましょう。
ゆっくり動作をする
実は車はゆっくり走っている時が一番車の性能がわかります。
実は早く走ってしまうと、車一つ一つのパーツの組み合わせが路面の振動や、カーブの遠心力でくっついてしまうので、ゆっくり走る方が、車のパーツの感触がわかります。
なので、加速性能などはここではあえて触れません。
ここでは車の作り、という観点からセレナの試乗ポイントを書いていきます。
では早速ですが、走る、止まる、曲がるの項目別に見ていきましょう。
走る
走りに関して言えば、一番大事なのは走り始めのです。
走り始めの時に車に振動がないか、また何かボディから異音はしないか、走り始めの加速の際は、自分が普段どれくらいのアクセルワークで加速するのかなどを確かめましょう。
また歩道などに上がる際に段差があったりしますが、その段差のショックの吸収なども確かめてみましょう。
ゆつくり走り、動作一つ一つを確かめるように運転をする方が、車の性能がはっきりとわかります。
止まる
ブレーキに関しては、普段自分が踏んでいる力の半分ほどでブレーキをかけてみてください。
急に止まるのではなく、ゆっくりと減速をして車の挙動を感じてみてください。
またブレーキを踏んだ時に音はしないか、また前につんのめるような車の動きをしないかなど、ゆっくりの動作を心がけてブレーキを踏んで、車の動きを確かめてみてください。
曲がる
曲がるは実は徐行をしている時が一番わかります。
例えば、試乗の際に動き出す時にハンドルを90度ほど切ってみましょう。
作り込みが甘い車だと、90度切っても車が一切曲がらない車もありますので、セレナの試乗の時も、走り始めて左右にハンドルをゆっくりと切ってハンドルを曲げた分だけ車がしっかりと曲がるのかを確かめてみてください。
またその時もしっかりと異音がしないか、またボディの挙動なども感じてみましょう。
試乗で一番大事なこと
結論を言えば、セレナは非常によくできた車だと言えます。
ドライバーやドライバー以外にもしっかりと目線が行っている車作りがなされています。
しかし一番大事なことは、まず試乗をして「自分で体感してみる」ということです。
車はシートに座っただけでは分からず、動いている車に乗って初めてその車の乗り味や性能がわかります。
やはり自分の体感に勝るものはないので、実際のセレナの試乗をしてみることをオススメします。
また最近のミニバンはファミリーカーとして人気があり、非常に使い勝手の良い車へと進化しました。
一昔のように荷物をたくさん積める車といった商業的な使い方ではなく、人を乗せる、という方向にシフトチェンジしました。
その中でセレナはどのような走りを見せてくれのか、またグレードの設定でもあるように、ミニバンにもしっかりとした走りを提供できているのかを是非確認してみてください。
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