マツダの人気コンパクトカー「デミオ」

そのデザインと走行性能には定評がありますね。

そんなデミオですが、2018年8月にマイナーチェンジが実施されました。

どの点が変更になったのでしょうか?また価格はどうなったのでしょうか?

主な変更点とマイナーチェンジ後のデミオに関してまとめます。

【デミオ2018年マイナーチェンジ】エンジンの変更

今回のマイナーチェンジによって最も大きな変更点は、ガソリングレードに関してのエンジンが変わったことです。

これまでの1300CCの「SKYACTIV-G1.3」から1500CCの「SKYACTIV-G1.5」へとパワーアップしています。

デミオに関してはこれまで、マイナーチェンジがあるたびにCMを流していますが、CMでもスポットが当てられているのがこのエンジン部分になります。

エンジン排気量が大きくなることで、パワーアップする事が想像できますが、実際どのようなメリットが出るのでしょうか。

SKYACTIV-G 1.5スペック
最高出力:81kW[110PS]/6000rpm
最高トルク:141N・m[14.4kgf・m]/4000rpm
WLTCモード燃費(平均):17.2~19.8km/L

高速走行性能の性能向上

エンジン排気量が大きくなることで、高速走行時の性能が向上します。これはとても良くイメージしやすい話ですよね。

デミオはコンパクトカーですが、欧州を始めとする海外で販売できるように、走行性能を強化した作りになっていました。
ドイツの「アウトバーン」などは有名ですよね。

 

しかし、それは主にディーゼルグレードの話。これまでのガソリングレード(13シリーズ)では複数人登場時は高速道路を走行する際パワーが足りないのではないかという指摘がありました。

(コンパクトカーなのでそこまで求めるのか?という話はありますが・・・)

 

事実私もそれを感じる事はあり、人数が増えると加速時は若干重たい印象を受けます。

その点に関して、エンジン排気量が上がったことにより、高速道路の走行もよりスムーズに行くようになりました。

街乗り走行時の快適性向上

エンジンのパワーアップの恩恵は、何も高速走行時だけではありません。

もちろん市街地走行時も運転性能も向上します。

エンジン排気量が大きくなるため、余裕を持った運転ができるようになりました。

マツダは今回の変更に関して

「ゆとりあるスムーズな走りの実現」

を目的としていました。

「排気量アップに伴いエンジン効率の良い領域で活用可能。これによりシフトダウンやアクセルの踏み込みも減少する。結果実運用時の燃費性能も向上」

ということを話しています。

エンジンがパワーアップする事で燃費に関してはネガティブなイメージがありますが、そこに関しても期待が持てるという訳です。

【デミオ2018年マイナーチェンジ】スーパーUVカットガラス・IRカットガラス

2018年のマイナーチェンジによって「スーパーUVカットガラス」に加え「IRカットガラス」が追加になりました。

・フロントドアにスーパーUVカットガラス・IRカットガラス
・フロントドアガラスにIRカットガラス

の装着が可能です。
*グレードによっては標準装備になります。

これにより紫外線(UV)だけでなく、赤外線(IR)もカットし日焼けや肌劣化の防止に一役買ってくれます。

紫外線は言うまでもないのですが、最近では赤外線も肌にダメージを与えるという事で美容業界では注目されています。

この新しいガラスを入れる事で、双方ともに大幅カットしてくれ、日焼けが気になる女性には特に嬉しい仕様になっています。

もちろん室内温度上昇の防止効果もあるので、暑い季節にも効果を発揮しそうです。

【デミオ2018年マイナーチェンジ】エクステリアの変更

15S Touring L Packageにおいて、若干のエクステリア変更があります。

・フロントグリルガーニッシュ グレーメタリック塗装
・185/60R16タイヤ&16インチアルミホイール(グレーメタリック塗装)

いままでディーゼルグレードでの専売特許だったフロントグリルガーニッシュ グレーメタリック塗装をガソリングレードにとして初めて選択できるようになりました。

メタリック塗装はユーザーの間で人気だったのでガソリングレードでも選択できるのでとっても良いことだと思います。欲しい方は15S Touring L Packageを選択すればよいですね。

ちなみに特別仕様車Mist Maroon以外のガソリングレードに関しては、インテリア部の変更はありません。これまで通りのシートを選べます。

【デミオ2018年マイナーチェンジ】特別仕様車Mist Maroon

15S Touringをベースとした特別仕様車Mist Maroonが登場しています。

シートにはグランリュクス(スエード調人工皮革)を使用。

ボディカラーはマシーングレープレミアムメタリックと相性の良い高級感溢れる仕上がりになっています。

アクセントにブルーグレーステッチを使用しており、元々内装に定評のあるデミオですが、さらに上質な仕上がりになっています。

シートに施されている他、インパネデコレーションパネルなど各所に散りばめられており、アクセントとして、車内の印象をより高質なものにしていると思います。

【デミオ2018年マイナーチェンジ】価格に関しての変更は?

 

2018年のマイナーチェンジ前と後で価格はどうなったのでしょうか?

一般的に言えば、スペックアップは値上げの口実になることが多いです。

今回のマイナーチェンジ後の価格は、
・15C 1,393,200円(税込)~1,598,400円(税込)変更なし
・15S 1,490,400円(税込)~1,695,600円(税込)変更なし
・15S Touring 1,733,400円(税込)~¥1,938,600円(税込)16,200円上昇
・15S Touring L Package 1,814,400円(税込)~2,019,600円(税込)37,800円上昇

となっています。

15Cと15Sに関しては、200CC排気量が上がったにも関わらず、なんと価格を据え置いています。これはユーザーからみるとお得以外の何物でもないですね。
単純にスペックアップという事です。

 

ちなみに15S Touring L Packageでは「スーパーUVカットガラス」に加え「IRカットガラス」も標準装備になったのでその分価格が上昇しています。実質オプションという事ですね。

15S Touringは「スーパーUVカットガラス」分が標準装備でその分が上昇です。

つまり、ガソリングレードにおいて、エンジン排気量の向上は価格に反映しなかった。つまり値上げは無しという事です。

凄いですね。

価格据え置きの理由

これには以下の理由があると思います。1500CCにすれば、エンジン排気量の分走行性能に余裕が出るので、全てのシーンで快適になります。

その一方で、デミオはコンパクトカーという現実があります。

デミオのライバル車である「ホンダ・フィット」ですが、こちらは1300CCと1500CCの両方を用意しています。しかし、フィット全体の販売台数に占める1500CCの割合はわずかに10%弱です。

これが何を意味するかというと、多くのユーザーは1300CCを選択しているという事になります。

そこまで排気量を求めないという訳ですね。

ここで価格を上げてしまうと、折角の走行性能や乗り午後の向上分を打ち消すだけのデメリットが起きる事も懸念される材料です。

”価格上昇”という言葉にユーザーは敏感ですから、マツダもそこは気にした形だと思います。

【デミオ2018年マイナーチェンジ】まとめ

以上2018年8月に実施されたマイナーチェンジによる変更点について紹介してきました。

デミオは今回のマイナーチェンジを得たことで、デザイン性・走行性能共に更なる進化を遂げたと思います。

特に価格は据え置きなのにエンジン性能が向上している点は必見だと思います。

デミオのユーザーにはダウンサイジングを検討している人も多いのですが、これによってより満足度が高まるものと思います。

デミオはコンパクトカーとして更に卓越した存在になりましたね!

デミオの最新情報、燃費情報、値引き方法などはこちらがおススメ!!

 

この記事を書いた人

イカキムチ

30代のサラリーマン。
デミオ・フィットで外回りの毎日。
名前のイカキムチは好きな食べ物。