マツダのCX-5は、2018年3月にマイナーチェンジを行っていますが、なんと2018年~2019年の冬季にもマイナーチェンジを行うことが噂されています。
具体的にどんなマイナーチェンジがされたのでしょうか。最新情報も気になるところですが、中古車を購入する際の年式による違いも気になりますよね。
そこで、今回は、最新のマイナーチェンジ情報に加え、これまでのCX-5のマイナーチェンジをまとめてみました。是非、参考にしてみてください。
Contents
2019年のマイナーチェンジがある!?
最新情報として言われているのが、2018年の10月~12月にマイナーチェンジが行われるのではとされています。10月25日発表がされ、早くて12月に発売されるのではと言われています。
そして、今回の改良の目玉は、2.5Lのガソリンターボエンジンが搭載されるのではと予想されています。
2.5Lのガソリンターボエンジンって?
2.5Lのガソリンターボエンジンは、『SKYACTIV-G 2.5T』のことであり、国内では初になりますが、今回新たに開発されたエンジンではありません。
過去、2015年に初公開した北米向けの専用車である新型CX-9があるのですが、この2代目CX-9にて搭載されたエンジンがこの『SKYACTIV-G 2.5T』でした。
仕様は下記の通りです。
- 直噴ガソリンターボエンジン
- 排気量:2,488cc
- 圧縮比:10.5
- 最高出力:
169kw(230PS・227HP)/5,000rpm
(レギュラー(AKI87)使用時)
186kw(253PS・250HP)/5,000rpm
(プレミアム(AKI93)使用時) - 最高トルク:420Nm(42.9kgf·m)/2,000rpm
特徴は、2t近くあるCX-9に搭載されていたV6エンジンの代わりとして搭載された通り、ダウンサイジングターボなので、排気量を抑えながらV6並み、もしくはそれ以上の加速が感じられる事が挙げられます。
パワー不足という悩みはこれで無くなります。
マイナーチェンジ後の価格は?
価格としては下記の通りになるのではと想定されます。
25T L-Packageであれば
3,326,400円(2WD)~3,553,200円(4WD)
現在の新型25S L-Packageの新車価格は2,986,200円~3,213,000円なので、
約30万円ほど価格は上がるのではないでしょうか。
その他に予測される変更点
この『SKYACTIV-T 2.5』搭載以外に、噂されている点としては下記のようなものが挙げられています。
ベンチレーション機能
マツダのアテンザに搭載されているシートベンチレーション機能。これは、体とシートが接するとどうしても発生してしまう籠もった熱を吸い出してくれる機能の事で、背もたれと座面部分に設置された吸い出し口により快適な環境を作ってくれるので、汗で蒸れる心配が無くなります。
クラウンやレクサスなどの高級車に搭載されるあの機能ですので、実際はどうなるのか微妙なところです。
マツダコネクトディスプレイのサイズ
これはCX-5のデメリットと言っても過言ではない、7インチディスプレイ!ですが、それが8インチとなるとのこと。
既にアテンザに搭載されているので充分にその可能性はあります。たった1インチとはいえど、自宅のテレビではなく限られた空間でのインチアップは正直嬉しいのではないでしょうか。
たかが1インチ、されど1インチですよね。
Apple CarPlay
iPhoneユーザーにはメリットとなる、『CarPlay』アプリが連動できるようになります。国産車ではナビが高性能ということもあり、あまり使われていないのが現状でしょうか。ただ、最近ではスマホをカーナビ代わりに使っている人も多くなっている実情もあります。
CarPlayは、Googleマップがこのアプリをサポートしているため、地図は最新、かつリアルタイムでの渋滞情報も対応出来るのでこの点でも有利な機能です。
現在の対応車種は外国車が多いのですが、対応車種が400を超えていることを米Appleが発表し、国内でも日産、スズキ、SUBARUをはじめ対応ナビ搭載車も登場しています。今後はより一般的なツールになるかもしれません。
2018年のマイナーチェンジの変更点
2018年8月に前回のマイナーチェンジからたった半年足らずでの実施。こう多いと、購入タイミングをどうすればいいのか判断に迷う人も多いのではないでしょうか。
今回の目玉は、ディーゼルエンジン『SKYACTIV-D 2.2』および、ガソリンエンジン『SKYACTIV-G 2.0』『SKYACTIV-G 2.5』の改良です。
つまり、今回はディーゼル車もガソリン車も最新エンジンを搭載したことです。早速、今回の変更点を見ていきましょう。
2.2Lディーゼルターボエンジン
ディーゼルエンジンの変更点は、燃費・静粛性・パワーを高めています。
CX-8にも使用された急速多段燃焼という技術を採用するなどして、より燃費性能を高め、最高出力も175psから190ps、最大トルクも420Nmから450Nmまで引き伸ばし力強い走りを実現しています。
仕様は下記の通りです。
- 直噴ガソリンターボエンジン
- 排気量:2,188cc
- 圧縮比:14.4
- 最高出力:140kW(190PS)/4,500rpm
- 最高トルク:450Nm(45.9kgm)/2,000rpm
2.5L直噴ガソリンエンジン
個人的なポイントの変更点は、『気筒休止システム』ではないでしょうか。これは、『SKYACTIV-G 2.5』のみになるのですが、マツダはこのエンジンに初採用。
気筒休止システムは、高速道路などの定速走行時に力を発発揮するシステムで、4気筒のうち半分の2気筒を休止させてしまうことで実用燃費が向上するというものです。
マイナーチェンジ後の価格は?
価格は据え置きとなり、25S L-Packageが298万6200円、XD L-Packageは329万9400円になっているため、マイナーチェンジによる恩恵は大きく感じます。
その他の変更点は?
外観に大きな変更点はないので、見た目は前モデルと今回のマイナーチェンジ後の最新型は変わりません。
ただ、オートドアロックが全車標準になったため、運転席ドアのパワーウィンドウスイッチがイルミネーション付きとなり、『AUTO』と書かれていた文字が消えています。
また、メーカーオプション設定となる360°ビューモニター搭載車では、グリルのエンブレムの下にカメラが付いていたりとちょこっとだけ変わっています。
2017年のマイナーチェンジの変更点
フルモデルチェンジ後、初のマイナーチェンジが行われたのが2017年8月3日に発売されたモデルです。この時の変更点は外観・エンジン性能などではなく、安全性能へのアプローチとなります。
安全装備の充実化
今回のマイナーチェンジは、マツダの安全技術『i-ACTIVSENSE』を標準装備への変更です。これにより、格段に安全性能がアップします。
そして、このマイナーチェンジによって、高齢ドライバー推奨の安全運転サポート車にCX-5も加わることになりました。
追加された新機能はこの通りです。
- ブラインド・スポット・モニタリング
- リア・クロス・トラフィック・アラート
- HBC(ハイ・ビーム・コントロールシステム)
- 車線逸脱警報システム
マイナーチェンジ後の価格は?
販売価格はこの通りです。249万4800円~352万6200円になっています。
フルモデルチェンジ後の価格と変わらず、25S L-Packageで298万6200円~321万3000円になり、価格アップにはなっていません。ありがたいことです。
マイナーチェンジまとめ
今回ご紹介したように、CX-5はマイナーチェンジを頻繁に行い、進化しています。確かに、購入タイミングは難しいのですがユーザーとしては数年待つよりは買おうと決めた時に最新の車が常に手に入りやすいとも言えます。
CX-5の年式によって、何が変わっているのかわかると中古車も選びやすいと思うので、参考にしてみてください。