スイフトにはたくさんのグレードが存在する。
一見すると違いがよくわからないものだが、やはり分けた意味や違いというものはある程度存在している。
では、どのグレードの評価が高く、逆に不評なのだろうか。
性能だけでなく、コストパフォーマンスや、グレードごとの違いにも触れていきたい。
スイフトのグレードごとの特徴RS編
まずはスイフトのグレードについて知る必要がある。
新型スイフトのグレードは全部で9つだ。
その9つのスイフトは大きく2タイプのグレードに大別できる。
上位グレードであるRS系と、通常グレードであるXG系である。
この2系列をもっともわかりやすく区別するものはカラーバリエーションであろう。
XG系はどのグレードも8種類の色から選べるようになっている。
RS系は5種類と少ないが、XG系では選択できないカラーも存在している。
系列ごとにそれぞれのグレードの特徴を紹介していく。
RS系
RS系は3種類だ。
基礎となるRS、ターボ仕様であるRSt、マイルドハイブリッドのHYBRID RSである。
スイフトRSの特徴
何といっても上級グレードなので、装飾が全体的に凝っているところだろうか。
エクステリアのデザインからインテリアまで、シルバーのメッキがあしらわれている。
ステアリングホイールは本革巻だし、ホイールもアルミ製だ。
質感も安全装備も必要なものは全て揃い、後で「あれが欲しくなった」ということがない。
オススメの選択と言えるだろう。
スイフトRStの特徴
言わずもがな、ターボ仕様のスイフトである。
軽としては走りに定評があるスイフトだが、ターボ仕様により坂道や高速でのパフォーマンスがさらに上がった。
燃費は他グレードと比べて多少劣るが、致命的ということはない。
居住環境や生活環境に合わせて選択すれば、高い恩恵を受けられるだろう。
スイフトHYBRID RSの特徴
その名とおりハイブリッドなスイフトなのだが、ガチのハイブリッドではなくマイルドハイブリッドと言われる部類である。
マイルドハイブリッドは 発進や加速時など特定状況でのみモーターがエンジンをアシストする。
いわゆるストロングハイブリッドとの違いはあくまでメインはエンジンでの走行ということだろうか。
電気のみで走行することはできない。
渋滞しがちな街乗りがメインのオーナー向けの選択となる。
以上がRS系の特徴である。
いいとこずくめのように思えるが、上級グレードということで、価格は張ってきてしまう。
そこだけが弱点と言える。
スイフトのグレードごとの特徴XG編
6種類あるXG系。
性能上、特別仕様車もXG系とさせていただいた。
XG系
スイフトのメイングレードとされており、RS系には存在しないストロングハイブリッドもある。
カスタム性が高く、価格もRS系よりも安いため、まず最初に検討すべきと言える。
スイフトXG
全ての新型スイフトのベースとなっているグレード。
ベース車両なので、装備は最低限、装飾的な装備は全くない。
安全装備も一昔前の最低限のものしか存在していない。
ステアリングオーディオスイッチなども当然ついてはいない。
それだけあって、価格は最も安く、後でカスタムしたり、アクセサリーを必要に応じて買い足すのが好きな人に向いている。
エンジン性能やプラットフォームは普通にスイフトなので、企業にとっては走りがいい社用車としての用途もありかもしれない。
スイフトXL
安全装備や、全方位カメラパッケージを選択できるグレード。
XGとの違いは標準装備で装飾や安全装備(セーフティパッケージ)が追加されていること。
よほど価格を抑えたい場合でもなければこのグレード以上を選ぶことになるだろう。
「乗れればなんでもいいけど、やっぱりこのくらいはほしいよね」
という位置づけである。
スイフトHYBRID ML
マイルドハイブリッドが採用されているグレード。
それ以外はほぼXLと同じだが、安全装備(セーフティパッケージ)は選択制になっている。
スイフトHYBRID SG
RS系にはマイルドハイブリッドしか無かったが、XG系列にはストロングハイブリッドが採用されている。
日本車ではまだまだ珍しいAGSが搭載されている。
これは操作はATだが、中身はMTであり、自動的にクラッチ操作をしてくれるというのもの。
慣れるまでは難しいが、慣れてしまえばATとMTのおいしいところだけを味わえると好評である。
スイフトHYBRID SL
HYBRID SGの上位互換的位置づけのグレードで、セーフティパッケージが標準装備されている内容。
正直なところHYBRID SGとの違いはそのくらい。
なぜ分けたのか謎は多いが、生産に関わる内部的な事情でもあったのだろうか。
スイフトXGリミテッド
基本グレードであるXGにRSと同じフロントグリルメッキ、セーフティパッケージ、LEDヘッドランプを装備。
ステアリングホイールは本革巻、ホイールもリヤにディスクブレーキを採用した仕様となっている。
アルミホイールは標準装備していないが、見た目はRSに近く、RS系では選択できない色を選べるという楽しみ方もできる。
ざっくりとした感じだが、各グレードの特徴を書かせてもらった。
「なぜわざわざ分けたのか…」というグレードも存在しており、実際違いはオプションだけ、というようなものも存在している。
そのあたり、次に下す評価につながっているのでご覧いただきたい。
新型スイフトの評価に順位をつけてみた
価格、性能といった観点から評価を下していく。
お断りしておくが、評価順については半年ほどスイフトについてネットで調べたり考えたりした筆者の独断と偏見が混じったものなので注意されたい。
でも大体あってるんじゃあないかなぁ。
1位スイフトXGリミテッド
2WD/CVT価格:1,353,000円(税抜き)
価格、性能を総合的に見て最強だと思ったため1位に。
ハイブリッドでもない、ターボでもない、しかし見た目も上質でセーフティパッケージもあるというコストパフォーマンスが非常にいい。
少なくともXGやXLを選ぶならこれでいい。
2位スイフトHYBRID RS
2WD/CVT価格:1,566,000円(税抜き)
価格は高めだが、スイフト最上位格。燃費がいいためコスト面は後々回収できると踏んで2位と判断した。
装備も不足することはないだろうし初期費用に余裕があるならこちらを1位と考えてほしい。
3位スイフトRSt
2WD/6AT価格:1,578,000円(税抜き)
唯一のターボが3位入り。
実は燃費は普通のガソリン車とあまり変わらない。
むしろ坂道が多い生活環境ではパワーがある分こちらの方がいい燃費が出たりする。
燃費よりもパワー重視という人は結構多いし、少なくともベターな選択。
4位スイフトRS
2WD/CVT価格:1565000円(税抜き)
最強格ではあるが、尖ったポイントがないため4位に。
新型のスイフトとしては弱点がない。
迷ったらこれ買っとけばいい。
5位スイフトXL
2WD/CVT価格:1,444,000円(税抜き)
ガソリン車でOK、見た目をかっこよくしなくていいなら、これを選んでおけば後悔することはない。
これも尖った売りがないグレードだからこの位置づけに。
決して悪くない選択肢だと思う。
6位スイフトXG
2WD/CVT価格:1,244,000円(税抜き)
何年も前の車を乗りこなし続けてきた人にとってはこの基本グレードだけでも十分なのではないか。
安全装備は最低限だが、毎日同じ道を走り続ける生活スタイルの人にとってはこれで十分と言える。
以下、個人的に微妙グレードである。
7位スイフトHYBRID SL
2WD/5AGS価格1,805,000円(税抜き)
高い。
ハイブリッドなので後々燃費で回収できるが、初期費用が痛い。
AGSは慣れればいいシフトなのだが、最初のがっかり感を考えると覚悟を持って買わないといけないところが辛い。
8位スイフトHYBRID ML
2WD/CVT価格:1,505,000円(税抜き)
HYBRID RSがちょっと高い…と思ったら選ぶべきグレード。
正直本体価格だけなら6万程度の違いなので頑張ってHYBRID RSに乗ってほしいとおもってしまう。
9位スイフトHYBRID SG
2WD/AGS価格1,545,000円(税抜き)
安全装備はなく、多少装飾はあるがハイブリッドになったXGという印象。
頑張ってHYBRID SLを買いたいが、価格差が30万もあり、頑張れというのもキツイ。
全てがもう一歩足りないといった感じでオススメできない。
私がつけた順位はこのような感じである。
賛否両論あるだろうけれど、個人感なので許されたい。
スイフトは軽としては価格、重量、走行性能、どれも申し分なく、選択の幅も広いのでぜひ検討してほしい。
この記事は以下のサイトを参考にさせていただきました。
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