ヴェゼルの中でよりスポーティーな走行を目的として作られたRS!
デザインやインテリアだけでなく走行性能にも注力されており、スポーティーな走行を求めている方にとってはピッタリのグレードだと思います。
そんなヴェゼルRSグレードですが、他のグレードと比較してどの様な点が異なっているのでしょうか?
また、走行性能に目を向けている事もあり、燃費が悪いのでは?と思われがちですが果たして実燃費はどの程度なのでしょうか?
今回はヴェゼルRSグレードについて調べてみました!
Contents
ヴェゼルRSはどんな車?
評価や実燃費をの前に、RSグレードがどの様な車なのか見ていきましょう!
RSグレードは他のグレード少し趣向が異なっており、エクステリアやインテリアだけでなく走行性能にも注力している車となっています。
ホンダ社ではRSをRacing Sport(レーシング・スポーツ)とは訳さずに、Road Sailing(ロードセーリング)の略称で使用されており、「ヨットが風を受けて海原を行くように、悠々と道の彼方に駆け抜ける」という意味が込められています。
現代社会は環境問題や燃費性能を重視する傾向にある為、あえてRacing Sport(レーシング・スポーツ)とは訳さずに、Road Sailing(ロードセーリング)という名前を使用しているようで、ホンダが現代の社会の流れをしっかりと理解している事が良く解る点ではないでしょうか?
ただし、呼び方は異なっていますが、性能自体はRacing Sport(レーシング・スポーツ)が示すようなスポーツ走行を可能とするものであり、高い走行性能を兼ね備えた車となっています。
では、ここからは具体的に他のグレードと比較してどの様な点が異なっているか見ていきましょう!
RSグレードの外装は?
まずは、外装について見ていきましょう!
ヴェゼルはグレードによる車の違いがさほどない車となっていおり、その点はRSグレードでも同様です。
しかし、かなり細かい部分での変更点があります。
まずはフロント部分です!
RSグレードには専用のフロントグリルが装備されており、他のグレードとは微妙に異なっています。
こちらは上級グレードにあたるZですが、フロントグリル中央部分には5本の細いバーが使用されています。
次にRSグレードを見てみましょう!
フロントグリル中央部分に注目すると、形状が細いバーではなく格子状になっている事が解りますよね?
さらに、フロントガーニッシュ部分もZグレードはボディーカラーと同色となりますが、RSグレードは黒一色で統一されています。
写真で比較してみると解り易いですよね。
また、フォグガーニッシュにも同様の変更が行われており、Zグレードは細いバー状の作りですが、RSグレードは格子状の形状となっています。
上がZグレード、下がRSグレードです。
非常に解りにくいですが、よくよく見てみると形状の違いが解ると思います。
また、RSグレードには専用のボディロアガーニッシュが装備されています。
専用のガーニッシュを使用する事で、高級感が出ていますよね。
RSグレードでは専用のドアミラーが装備されており、他のグレードのドアミラーはボディーカラーと同色となっていますが、こちらは全て黒一色となっています。
Zグレードはドアミラーとボディーカラーは両方同じ色ですが、RSグレードはツートンカラーとなっており、車全体に引き締まった印象を与えるのではないでしょうか?
この様にRSグレードには細かな変化が加えられており、他のグレードと比較し、外装がやや変化しています。
インテリアの違いは?
次にインテリアの違いを見てみましょう!
RSグレード最大の特徴はシートにウルトラスエードという素材が使用されている点ではないでしょうか?
この素材は、RSグレードの内装に使用されており、シートにも採用されています。
ファブリックや本革と違い、ウルトラスエードは通気性やグリップ性能などが高く、運転中でも蒸れにくく、それでいて体をしっかりとホールドしてくれる効果があるので、疲れにくい素材となっており、縦一直線に装飾されたステッチが高級感とスポーティーな印象を与えてくれるシートになっています。
Zグレードの様にシート色を選択する事は出来ず、カラーはブラックのみですが、非常に高性能、高品質の素材がRSグレードには使用されており、高級感のあるシートになっています。
18インチアルミホイール
RSグレードには専用のアルミホイールが装備されており、口径も全グレードで最も大きい18インチが採用されています。
インチが大きくなるとコーナーリング性能やグリップ性能が高くなるので、18インチという大きな口径はRSグレードにはピッタリのアルミホイールですよね。
また、羽根が5枚埋め込まれているような形状は非常にスポーティーな印象を与えてくれるアルミホイールになっているのではないでしょうか?
性能や形状から、RSグレードには非常に適したアルミホイールとなっています。
ボディカラー
RSグレードはその他のグレード比較し、3色少ない5色展開となっており、選択出来るカラーは以下の5種類となっています。
・プラチナホワイト・パール
・クリスタルブラック・パール
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
・オーロラアメジスト・メタリック
ルナシルバー・メタリック、ルーセブラック・メタリック、シルバーミストグリーン・メタリックが選択不可となっていますね。
この3色を選びたい人にとっては非常に残念な設定となっています。
RS専用パフォーマンスダンパー
RSグレードには専用のパフォーマンスダンパーが採用されています。
パフォーマンスダンパーには車の変形や微振動を吸収し、走りの質を向上させる効果がありました。
Zグレードでもパフォーマンスダンパーは採用されていましたが、RSグレード専用のパフォーマンスダンパーは減衰力特性が異なっており、安定性や乗り心地の良さに大きく貢献しているようです。
走行性能を求める、RSグレードにはピッタリの装備となっていますよね!
RSグレードの価格はどれくらい?
最上級グレードであるZ以上の走行性能を持っているRSグレード。
その為、当然ですが、RSグレードの価格は高価なものになり、ヴェゼルの全グレード中、最も価格が高くなっています。
気になるRSグレードの価格はこちらです!
・RS・Honda SENSING:2,475,000円
・HYBRID RS・Honda SENSING:2,810,000円
スタンダードのグレードと比較すると約40万円高くなっていますが、RSのデザインやインテリア、専用のパフォーマンスダンパー等を考えると納得できる金額差ではないでしょうか?
ヴェゼルに走行性能を求めたい方はRSグレードを考慮に入れてみるのも良いと思います。
RSグレードの燃費は?
では、最後にRSグレードの燃費を見てみましょう!
走りに特化したグレードとなっているので、燃費は悪くなっているのでは?と思ってしましますがどうなのでしょうか?
公表されているJC08モードの値を見てみると以下の通りとなっています。
・RS・Honda SENSING:20.2km/ℓ
・HYBRID RS・Honda SENSING:25.6km/ℓ
JC08モードは実燃費との乖離が激しく、JC08モードの7割~8割が実燃費の値と言われています。
そうすると、計算上では、
・RS・Honda SENSING:14.14~16.16km/ℓ
・HYBRID RS・Honda SENSING:17.92~20.48km/ℓ
となってきそうです。
実査にRSグレードにのっているオーナーさんの情報からは
・RS・Honda SENSING:街乗りで15km/ℓ、高速道路で22km/ℓ
・HYBRID RS・Honda SENSING:市街地で19km/ℓ、高速道路で23km/ℓ
という情報がありますので、計算上の実燃費と大きく離れた値にはなっていなさそうですね。
SUVでこれだけの低燃費を実現できるのはかなり驚異的なのではないでしょうか?
走りに特化したRSグレードであっても燃費性能は抜群に良さそうです!
ヴェゼルRSに関するまとめ
今回はヴェゼルRSグレードに関して調べてみました!
RSグレードはデザインこそ大きく変更されていませんが、内装には高品質なウルトラスエードを使用し、専用のパフォーマンスダンパーや18インチアルミホイールが採用する事で、高級感や走行性能が高いレベルで両立しています。
また、驚くほどの低燃費も実現しており、現代のニーズにも一致しており、Road Sailing(ロードセーリング)が示すような車となっていました。
選択できるボディーカラーが少なくなっているのは残念ですが、様々な面で高性能と高級感があるRSグレードですので、グレードの選択に迷っている方がいらっしゃいましたら選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか?