フォレスターの新型が人気ですよね。
新型にはハイブリッド車(Advance)も投入されました。
フォレスターは2018年のフルモデルチェンジで5代目になります。
しかし、4代目までのフォレスターで一定の需要があったMTモデルが新型5代目では廃止されました。
「コレって走り好きの方はショック、、、」
ですよね。
そこでMTマニアの間では、にわかに3代目もしくは4代目フォレスターの中古車に注目が集まっています。
そこでMTで3代目もしくは4代目の中古を購入するときの仕様や走行距離などの注意点についてまとめてみました。
フォレスター中古MT車の注意点と購入のポイント
Contents
旧型フォレスターにはMT搭載
旧型フォレスターにはMTを搭載したモデルがありました。
4代目では2.0LのNAエンジンのみに搭載されており、ターボエンジンはCVTのみでしたが、3代目にはターボモデルにもMTが存在しました。
【MTとは】
マニュアルトランスミッション(英: Manual Transmission, MT)もしくは手動変速機(しゅどうへんそくき)とは運転者が減速比(ギア)を選択して操作するトランスミッション(変速機)。主に内燃機関が原動機である自動車やオートバイ・農業機械などに装備されている。操作が容易なオートマチックトランスミッション(自動変速機)が普及して極めて少数になりつつある。
Wikiより
3代目フォレスターの発売時期は2007~2012年、この当時はまだまだMTの需要がありターボエンジンをMTで楽しむという人はたくさんいました。この時代はスバルといえばターボエンジンという時代でしたので、レガシィ・ツーリングワゴンでターボにMTという組み合わせはクルママニアの定番だったともいえます。
フォレスターからターボとMTがなくなった理由は
しかしながら時代の流れとともにMTの需要は減少の一途をたどり、スバル車も2ペダルのモデルが増えていきました。フォレスターも4代目になるとターボモデルではMTを搭載せず、NAエンジンのみとなりました。
4代目フォレスターにおいてはターボの販売比率は全体の2割前後にまで下がり、さらにMTについては受注は月に数台というレベルに減少。
ここまでの需要の落ち込だと新型でMT搭載車は無理としかいいようがありませんね、、、、
MT車にはアイサイトが装備できない
またフォレスターには4代目からほとんどのグレードに衝突防止装置「アイサイト」を搭載しています。しかしMTではアイサイトを装着できないというデメリットもあります。
アイサイトは高性能のステレオカメラを搭載したスバルの誇る安全技術を駆使した装置で現在Ver3まで進化。
「事故ゼロを目指して新機能アイサイト・ツーリングアシスト」を搭載しています。
しかし、MT車は需要の激減に加えて、アイサイト搭載ができないなど、こうした理由もあり5代目ではMTモデルは採用されませんでした。
アイサイト
アイサイトの、高い認識能力を支える「ステレオカメラ」の性能が大幅に進化。運転支援機能がさらにレベルアップしました。
人の目と同じように、左右2つのカメラで立体的に環境を把握。
クルマだけでなく歩行者や自転車なども識別し、対象との距離や形状、移動速度を正確に認識することができます。スバルHPより)https://www.subaru.jp/safety/eyesight/
4代目フォレスター中古MT仕様の注意点
MTやターボは、このような理由で新型フォレスターにラインナップされなかったわけですが、MTやターボ仕様の中古車フォレスターの希少性としてプレミアムとなつていることは確かです。
しかし、中古車としてフォレスターのMTを検討する時の注意点があります。
4代目フォレスターMT車はアイサイトが装備されていない
4代目フォレスターのMTの仕様や装備の特徴は衝突防止装置の「アイサイト」が装着されていない点です。アイサイトは前方を走っている車をカメラがキャッチして衝突しそうになると、車が自動的にブレーキを作動させます。
最近では多くの車がこうしたシステムを装備していますが、スバルが先駆け的存在で、当時標準装備しているのはスバルくらいしかありませんでした。しかし、MTにはアイサイトを装着するのは技術的に難しいといわれています。
3代目フォレスターは5速MT仕様
そして、3代目フォレスターには2.0L NAの他にターボエンジンにもMTが設定されていました。
3代目の頃にはATにもアイサイトは装着されていませんでしたので、もちろんMTにも採用されていません。
また3代目フォレスターのMTもNA、ターボどちらも5速MTが採用されています。
4代目は6速MTですので、3代目は若干使いづらいのが欠点です。
ちなみに、気になるMT車の中古価格ですが
4代目のMT仕様の中古車はあまり出回っておらず、中古車サイトの取扱を見ても10台ほどしかありません。
価格は約200~100万円ほどです。
一方、3代目は30台ほどあり、約150~50万円で販売されています。
やはり、性能面や劣化の面から考えるとMT車は4代目のフォレスターですが
3代目より中古市場では少なく希少性のあるものだと言えます。
フォレスター中古MT車の注意点と購入のポイント
中古車として希少化しているフォレスターのMT仕様車ですが、アイサイトや5速MTなどの仕様以外で注意する点は何があるのでしょうか。
MT車の宿命ともいえるクラッチ板の消耗や中古車選びのポインっとなる走行距離などについて以下にまとめてみました。
MT車は走行距離によってクラッチ板が消耗
フォレスターの中古MTを購入するとき最も注意したいのが走行距離です。
MTはATと違って、クラッチ板が消耗しますので一定距離走行すると交換が必要になってきます。
クラッチ操作が上手な人は10万キロくらい走行しても全く問題ありませんが、下手な人だと5万キロ以下でクラッチ板の交換が必要です。
このクラッチ板の交換はそれなりのコストが必要ですので、購入するときに試乗してみてクラッチ板の状態を確認するのがポイントです。
3代目フォレスターは10年以上経過しており劣化に注意
また3代目は2007~2012年まで製造されていたモデルで、初期のモデルだと製造されてから10年以上たっています。
車は10年くらいたつと走行距離が少なくても、様々な不具合が発生することがあります。特にホース類などの消耗品は10年くらいたつと劣化が進んできますので、早めの交換が必要です。
ターボMT車は3代目しかない
ターボのMTがほしいという人は3代目を購入するしかありませんが、こういう場合購入してからいったんディーラーに持ち込んで点検と消耗部品の交換をするのがおすすめです。その方が安心して乗ることができます。
4代目フォレスターのMT車が人気
一方、4代目のMTの購入を考えている場合、購入できる中古車があまりないということが考えられます。4代目フォレスターのMTは人気があると思われますので、購入するのがなかなか難しいのが現状です。
どうしてもほしいという人はボディカラーの好みなどあると思いますが、こうした点にはこだわらず購入するのがおすすめです。
まとめ フォレスター中古MT車の注意点と購入のポイントはアイサイトや走行距離を確認
いかがでしたか?
今回は、新型フォレスターでは廃止となってしまった「フォレスター中古MT車の注意点と購入のポイント」についてご紹介しました。
フォレスターの魅力の一つであるアイサイトがMT車には搭載できないことは注意点ですね。
そして、MTの中古車選びではクラッチ板の消耗は気をつけておかないと、クラッチ板の交換費用がかかってきます。
また、定番の走行距離を確認することなど下記の情報も是非参考にしてみてくださいね。
新型フォレスターに対する詳しい情報は以下のサイトにあります。
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