マツダ・CX-8の商品改良が10月25日に発表されましたね!今回のマイナーチェンジの要点のうち、インテリアと安全性の改良点を中心に見ていきたいと思います。

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マツダ・CX-8 マイナーチェンジ、安全性の改良点

そもそも、マツダ・CX-8は、マツダがプレマシーを始め、ビアンテ、MVPといった、ミニバンから撤退し、SUVに集中するという方向に舵取りを切った、7人乗りのフラッグシップモデルであります。

マツダがSUVにこだわった点が、ミニバンではマツダが目指す安全な車が提供できないという結論の元、思い切った戦略に出た経緯があります。

特に、これまで国内で、安全性が議論されてこなかった、3列目の安全性と快適性へこだわりは、市場で驚きの声とともに迎え入れられました。

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そんなマツダがCX-8にマイナーチェンジで行なった、安全性の向上インテリアの向上は非常に興味がわきますよね。

2018年10月25日のマツダ・CX-8の安全性の改良点ですが、

  • アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間歩行者検知機能を追加

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改良前のCX-8にも、アドバンストSCBSは全車標準装備されていました。

内容としては、対車両に対して、4-80kmの範囲での衝突回避、対歩行者に対して、10kmから80kmでの走行時に、衝突警告と緊急回避ブレーキが作動するものでした。

今回、そこに夜間の暗い場所でも、歩行者検出能力を向上したモデルへ改良が行われました。

昼でも夜でも人を見つけて、衝突を回避します。

視認しにくい夜間の歩行者をフォワードセンシングカメラがとらえます。

機械が人の目の補完を行なってくれ、本当にぶつかりそうな時は、自動ブレーキが作動します。運転者にとって、これほど安心できる機能はないかと思います。

ちなみにこの「夜間歩行者検知機能」はアテンザを始め、CX-3には以前から装備されていて、2018年10月11日に発表された、CX-5の商品改良にもこの機能が含まれていたので、ほぼCX-8にも追加されるだろうとは言われていました。

マツダの安全性へのこだわりが見える機能ですね。

  • 360°ビュー・モニター

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以前のモデルでは、オプションだった、360°ビューモニターが、各L PackageとXD Proactiveに標準装備になりました。

以前はオプションとしても選べなかった、ベースグレードでもオプションとして選べるようになっています。

この機能は、個人的に必須だと思っていました。

車格の大きなCX-8で、ミニバンの代わりに購入することを考えると、家族が運転することも十分に考えられます。

ミニバンの全方向モニターになれた奥様などには、ともて評判の機能です。

マツダ・CX-8 マイナーチェンジ、インテリアの改良点

次にインテリアの改良点を見ていきたいと思います。

  • マツダコネクト改良

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マツダコネクトがそれぞれ、「Apple CarPlay」と「Android Auto」への対応をするようになりました。

ライバル車より、性能が立ち遅れていると言われていた、マツダコネクトですが、ここにきて、進化しました。

北米のCX-9には以前から「Apple CarPlay」と「Android Auto」への対応を行なっていましたので、これも想定内改良と言えます。

  • エアコンパネルデザインや各種スイッチ・ダイアルデザインの一新

今回インパネ部分のデザインの変更を行っています。

より使いやすいレイアウトになっています。実際のオーナーからの使い勝手に関する意見をフィードバックしている感じですね。

  • 前席センターコンソールのアームレスト高を約15㎜低くし、自然な着座姿勢で乗員の疲労を軽減

これも実際のCX-8オーナーからのフィードバックを生かして、より良い快適性を求めた改良ですね。細かな配慮が伺えますね。

  • 3列目周辺(後方リフトゲート、および荷室フロア周り)の遮音性能を強化。

以前の3列目は、静かとは言われていましたが、タイヤハウスから近いことから、振動に近い低音が聞こえているなどという口コミはありました。

3列目の静粛性を高めることで、「3列目だけ会話に入れない」といったことのないように、より心配りしている感じですね。

マツダCX-8のインテリアの売りの一つが、高級感のある静寂性ですので、より快適な車内環境になった感じですね。

「L Package」専用装備

  • シートベンチレーション

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Lパケージの弱点でもある、ナッパレザーが夏に蒸れやすいという点を改善しています。

夏にシートが通気することで、蒸れるのを防いでくれます。汗かきには必須ですね。ふー。

ちなみに運転席と助手席のみです。

  • 7インチマルチスピードメーター

3眼メーターの真ん中を、フルカラーTFT液晶を使うことで、速度だけではなく、速度制限や、クルーズコントロールの状態などを視覚情報として、表示します。

アテンザにも2018年5月に加わった機能です。運転者の視線の動きを最小限に抑え、潜在的な事故の可能性を減らしています。

あまりいろいろ目移りしなくていいインパネは、運転に集中できていいですよね。

  • フレームレスインナーミラー

縁取りがなくなったことで、視野が拡大しています。合わせてオーバーヘッドコンソールを新デザインとしています。

  • インテリア照明白色LED化、シフトノブ周辺へのダウンライト、足元照明など、

内装が基本的に黒で統一された(Lパケの白ナッパレザーを除く)CX-8のインテリアは暗いと言われていましたが、今回の改良で明るさを改善したようですね。

マツダ・CX-8 マイナーチェンジ、今後に期待したい改良点

今回のマイナーチェンジで、口コミ情報などから、皆さんが期待していたことで、実現しなかった内容を見ていきたいと思います。

  • マニュアルトランスミッション車

弟分である、CX-5が、2018年10月11日のマイナーチェンジにおいて、6速マニュアルトランスミッション車が加わりました。

そこで一気に期待が高まりましたが、今回のCX-8での追加は見送られました。

車を走らせる楽しみがより実感できるミッション車に乗りたい人は少なくないと思います。

  • マツダコネクション8インチモデル(現在は7インチしか選べません)

欧州のCX-5がオプションで選べるほか、国内でもアテンザが8インチモデルを選択できるということもあり、大柄なCX-8には、画面が小さすぎるという口コミも多かったのですが、今回は見送られましたね。

これは次回には実現して欲しいですね。(8インチよりも大きくても大歓迎ですが)

  • 電動スライドガラスサンルーフ(画像はCX-5のもの)

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ミニバンに比べて、車の走りやすさを追求している、SUV車のインテリアの欠点ですが、天井が低いことがあります。

さらにCX-8は天井が黒いことで、インテリア空間にちょっと圧迫感があります。

CX-5のオプションで選べる、ガラスサンルーフがあれば、かなり圧迫感は軽減されると思いますが、今回の商品改良には含まれませんでした。

これは是非次回!

北米仕様のCX-9にも、オプションでつけられる機能ですので、CX-8にもなんら問題ないはずです!

今回の2018年10月25日のマイナーチェンジ(商品改良)情報の、安全性能とインテリアについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

2017年12月の発売以来、爆発的な人気を誇るCX-8ですが、今回のマイナーチェンジを通じて、より使い勝手の良い車になったと思います。

最後に、ここでは紹介できなかったような、CX-8に関する情報を詳しく扱ったブログがありますので紹介しておきますね。

→→→→マツダCX-8の口コミ評価、色カラー情報など、気になる情報はこちらから

この記事を書いた人

ミラノ太郎
子供の頃からの車好きで、そのまま大人になってしまいました。興味を惹かれる車を見かけると、とことん調べ尽くします。車のデザインは見ていて飽きません。