オフロード車としても街乗り用の車としても評価の高いジムニー。

エンジンスペックやマシン性能で評価することは簡単だが、人間の五感で感じる直感的なフィーリングを感じる事はできない。専門家の試乗レポートからの実際の乗り心地についてまとめた。

同時に、試乗の方法についてまとめておくので、読者が試乗するときに参考にしていただきたい。

ジムニーの試乗レポートの評価を紹介

新型ジムニーのエンジンスペックや改良点など数値をもとにした評価は、他インターネット記事などによく掲載されている。

だが、専門性の高い内容やカタログ上のスペックで語っている内容である為、そのドライビングフィールや感覚的な感想を得ることができない。そこで、インターネットの試乗レポートをまとめ、ジムニーの評価を行った。

外装

ボディよりも凹んで設計されたリアガラス
→除雪を簡単に行うことができる

直線を基調としたボディデザイン
→見切りがよく運転しやすい

FRレイアウト(エンジンが通常よりも後方に設置)の為、長いボンネット
→運転席から車両先端が確認でき、運転しやすい

先代よりも少し高くなった車高。車高の高さは、運転するときの、視界のよさだけでなく、走行性能自体にも大きく関係します。本格的にオフロードを走るためには、最低地上高が200mm以上は必要とされています。
→悪路走破性能の向上

切り下げられたサイドミラー
→死角の少ないワイドな見え方

まとめ
外装にも運転のしやすさやデザインへ強いこだわりを感じることができる。
オフロードでも、街乗りでも十分に走れるエクステリア(外装)設計になっている。

デザインのオフロード車としての本物のこだわりが、幅広いユーザーからの指示を受けている。

内装

水平基調の立体感のあるインパネ
→車両の傾きを認識しやすく姿勢コントロールに大きく貢献

助手席側のインパネは、シボ加工
→傷や汚れが見えにくい

ヘアライン仕上げをしたメータークラスター(メーターユニット)
→日光で反射しにくい加工

リアシート
→大人二人が座るのがなんとかという広さで、高速道路などの長距離運転は苦しい

ファブリックシート(布)
→通気性がよく、耐久性が高い

リアシートの防汚タイプフロア
→後席がフラットになり、荷物を積みやすい

まとめ
どちらかというとオフロード寄りの内装設計である。

先代よりも、車両設計の技術が上がり、オフロードのような過酷な状況化でも長く使うことができる。

一点だけ、リアシートに勿体無さを感じる。少し拡張されたシートだが長距離運転が苦しいのに相違ない。なんらかの技術革新が欲しかったところである。

その他の機構

トランスファーレバー
→駆動方式の切り替えを行う。路面のコンディションに合った設定が可能。

シートヒーター
→以前は高級車のみに搭載されていた機能だが、本車にも搭載。

チルト機構
→幅広いドライビングポディションの設定が可能

まとめ
以前は高級車のみに設定されていたシートヒーターなどの装備やその他安全装備を十分に盛り込んでいる。走破性のみでなく、運転の快適性の向上にも寄与。

走行性能
直線基調のボディや見切りのいい形状であるため、車格の把握がしやすいためとても運転がしやすいものになっている。アイポイントの高さから、車両周辺を見渡すことができとても安心して運転できる。

軽自動車としては、少し大きめに設計された最小回転半径だが4WD車であることを考慮すると小さめの最小回転半径であると言えるだろう。

乗り心地は、オフロード車だがボディマウントのゴムの拡大などの企業努力が実って比較的運転しやすいものになっている。車重と加速感から、高速道路の走行性能には少し不安が残る。

ジムニーの試乗予約の仕方と走るルートの決め方

試乗車の予約の仕方

ジムニーの試乗は、スズキのHPから予約することが可能である。自分の住んでいる地域のスズキHPより予約する。基本的にディーラーの営業日であり、自動車が空いていればいつでも予約可能であるため早めの予約をお勧めする。

また、予約なしでも試乗することが可能である。ジムニーの置いてあるディーラーに直接行って試乗させてもらう方法である。店まで行って、試乗車はなかったとなるととても残念なのであらかじめ電話などで試乗車が空いているか確認してから来店すると良い。

一般的に、ジムニーの良さが一番わかるのはオフロードである。試乗では、オフロードを走行することが不可能であり、市街地を試乗することになる。

ディーラー主催のオフロード走行会というものも、あるためイベント情報をこまめにチェックしておくと良い。

試乗車の走行ルートの決め方

ディーラーによっては、走行ルートが決められている場合もある。だが、決められてない場合は普段自分が使用する道を走行すると良い。

車を変えた際にサイズの違いに驚くことも多く、普段普通に走れていた道が走れなくなるということもある。そこで、あらかじめ生活道路を運転する事によってそれらの不安を払拭する事ができる。

通常試乗の時間は15分~20分程度である。

限られた時間の中で、走りたいルートをあらかじめ決めてからディーラーに行く事をお勧めする。直線の多い道、市街地、上り坂等多くのシチュエーションを経験して果たして自分好みの車であるかを確認したら良い。

ジムニーの試乗で確認するポイントを知る

・内装の質感、使いやすさ
オフロード仕様に設計されているジムニーですが、内装が自分の目で見て気に入ったものなのか確認すると良い。また、日常使いの上での利便性も確認すべき。

・車格は大丈夫か
数値上の把握のみでは不完全な事がある。ドアを開けても自身のガレージの中で不自由なく乗り降りできるかなど様々なシチュエーションを想像して試乗すると良い。
ジムニーは背が高い車なので、自宅が機械式駐車場の場合、高さ制限をあらかじめ調べておきましょう。

・ボディデザイン、色は思った通りか
写真上で見て想像したものと、実際に見たものとでは想像と違う場合がある。そこで、試乗時に確認すると発注後の不満がクリアされる。

・ハンドリングに不自由がないか
パワステが搭載されて昔の車よりも、ハンドリングは軽快になった。だが、パワステの重さなどは、メーカーや車種ごとに異なるため試乗して確認するとい良い。

・加速感に不安はないか
普段軽自動車に乗られている方からすると、ジムニーは少し加速が悪いという感想を持つ人もおられるかもしれない。過度な期待をしないためにも試乗時に、確認数と良い。

・ロードノイズは気にならないか
新型ジムニーは、吸音材を多く取り入れられているが他の車に比べてロードノイズが大きい。人によっては、不満に感じる方もおられる為確認しないといけない。

・風切り音は気にならないか
一般的に直線の多い自動車ほど風切り音は大きくなる。購入後に不満が無いように確認しておくべき事項である。

・ミッションの具合は大丈夫か
メーカーや車種によって、大きく異なるミッションの質感。自分がお気に入りのものなのかを確認して、購入するべきである。

まとめ
本格的オフロード車として売り出されたジムニー。購入者の使用用途は、街乗りから山道の走行まで多岐にわたるが、自分にあった乗り方で試乗して本当に求めていたものなのかを確認してから購入するべきである。それに合わせて、グレード、ボディカラー、駆動方式をえらいたいですね!
ジムニーの値引きのコツについては、こちらのサイトで詳しく紹介しています。参考にしてみてください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ジムニーの値引きはどれくらいまでできる?

 

この記事を書いた人

いざ

釣り、川遊び、ハイキングなど、自然の中で過ごすことが大好きな中年男性です。

休みの日に海や山へでかけるのが楽しみです。