2013年の発表以来、使い勝手のよさ、燃費のよさ、さらに価格設定などで、

幅広い支持を受けているホンダヴェゼル

2014年、2015年にはSUV新車登録台数で1位を2年連続で獲得しました。

そんな幅広い支持を受けているヴェゼルですが、今回は安全性の面からその理由を掘り下げていきます。

ホンダヴェゼルは運転しやすいのか?

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運転しやすい車とはどんなものでしょうか。

一般的に運転しやすい車とは、

  • 車体が小さい→車体感覚をつかみやすく、視界が良好。
  • 小回りが効く→縦列駐車などの際、切り返しがしやすい、また道を選ばず走ることができる。

このような点が特徴といわれています。

こうした理由から、大きいサイズのクルマより、コンパクトなサイズのクルマのほうが運転しやすいとされています。

ホンダヴェゼルは、SUVの中でもスモールSUVに分類される小型のSUVです。

小型SUVは、小回りが効いて運転しやすいといわれています。

たしかに、フィットやヴィッツのようコンパクトカーと比べると小回りは効きませんが、

同じSUVのエクストレイルやマツダCX-5よりも小回りが効きます。

ヴェゼルは、ジューク、XV、CX-3といったライバル車の車高が1550mmであるのに比べて、

車高が1605mmと55mm高くなっていますので、見た目には大きく見えるのですが、

最小回転半径は全く同じ5.3mですので、同様な取り回しができるようになっています。

ちなみにコンパクトカーの最小回転半径は、フィット4.7m、ヴィッツ4.8mと

0.6~0.5m小さくなっています。もちろん長さも横幅も小さいので、感覚的にはヴェゼルより

相当小回りが効くように感じられると思います。

クラスがもう一つ大きいCX-5の最小回転半径は5.5m、エクストレイルは5.6mです。

わずかな違いかもしれませんが、ヴェゼルと比べてみると感覚的には大きく感じますね。

従って、交差点のUターンや車庫入れも難なくできるようになっています。

また、先ほども触れたように、ヴェゼルは車高が1605㎜とライバル車と比べても高くなっています。

これを一般的なセダンと比べると、アイポイントが10センチ程度高くなっており、この高さのため

良好な視界が確保されています。前方だけでなくサイドの見切りが良くなり、より取り回しがしやすくなっています。

左側のドアミラーには左前方下を映すミラーがついており、狭い路地での幅寄せや縦列駐車でも

しっかり確認することができるようになっています。

ホンダヴェゼルの安全はどうなのか?自動ブレーキの効きは?

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ホンダヴェゼルの安全性能はどうなっているのでしょうか。

ホンダはヴェゼルをはじめ、自動ブレーキによる衝突軽減ブレーキなどを統合的に備えた

安全運転支援システムパッケージ「Honda SENSING」を核に安全対策を行っています。

従来ヴェゼルの「Honda SENSING」はメーカーオプションでしたが、

2018年2月のマイナーチェンジでは、「Honda SENSING」を標準装備とするグレードを広げました。

ヴェゼルに搭載されている被害軽減システム「Honda SENSING」は、

ミリ波レーダーと単眼カメラで、クルマの前方の状況を認識し、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、

路外逸脱抑制機能などを備えています。

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ホンダの自動ブレーキシステムは、2種類あります。フィットや軽自動車が搭載している

「シティブレーキアクティブシステム(CTBA)」と、ヴェゼルに搭載されているHonda SENSINGの

「自動ブレーキシステム(CMBS)」があります。

シティブレーキアクティブシステム(CTBA)は、こちらは時速5~30km以下でしか動作しない簡易的な

システムとなっています。

一方、Honda SENSINGの「自動ブレーキシステム(CMBS)」はより広い範囲で作動します。

衝突回避の実力については、外部条件にもよりますが、他の車両との相対速度差が40~50km/h程度と

言われています。それ以上になると自動ブレーキが働かないので、主な目的としては、

渋滞時の追突を予防、あるいは追突時の衝撃を軽減するための機能と考えてよいでしょう。

安全のためには、装備しておきたいシステムですね。

ちなみに車両のみに対して作動するので、自動車や歩行者には作動しません。

ただ、前方に障害物がある状態で、アクセルペダルを踏み込んで発生する急発進を予防するため、

エンジン出力を制御する機能も含まれています。

幅広い年代でアクセルとブレーキを間違えて、事故が起きることが最近よく報道されていますが、

こうした事故を防ぐためにも必要な機能ですね。

変更前のヴェゼルが採用していた自動ブレーキは、センサーに軽自動車などと同じ性能の赤外線レーザーを

使っていたこともあり、自動停止できるのは時速10kmから15kmまでという範囲という

限られた条件でしか作動しませんでした。

これに比べれば非常に安全対策は進んだといえますね。

ホンダヴェゼルの横滑り防止機能の性能を知りたい!

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ホンダヴェゼルの横滑り防止機能はVSA(Vehicle Stability Assist)という名称です。

ここで少し横滑り防止機能について調べてみますと、横滑り防止機能は難しい技術のようです。

例えば、最近は当たり前のように装備されているABS(Antilock Brake System)については、

前後方向の加速度をみてタイヤをコントロールすれはよいのですが、

横方向になると、スピンするのか膨らんでいくのか、

さまざまな状況が予想されるために、見極めが必要になってきます。

進んでいく方向と、クルマの向いている方向の角度の「滑り角」を検出し、

これを理論的に解析して、クルマがスピンしようとしているのか、膨らんでいくのか、を

見極める理論体系を作り上げました。

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次に実際これを検知するシステムを作り上げ、車体コントロールを行うわけですが、

スピンしそうなときはフロントの外輪にブレーキをかけることで車体コントロールができますが、

膨らもうとしているときは、リアの内輪にブレーキを掛けつつも、

実際にはアクセルを踏み込んだままの状態であることが多いので、エンジンと通信して、

エンジン出力のコントロールをして、車体を戻す力としてブレーキを使うという非常に高度な

コントロールをしています。

こうした基本的なシステムがヴェゼルのVSA(横滑り防止機能)となっています。

ブレーキロックを防いでタイヤのコントロールを失わないようにするABSと、

加速した時にタイヤの空転を抑えてタイヤのグリップを確保するTCS

(トラクション・コントロール・システム…滑りやすい路面等での発進・加速時に発生する

駆動輪の無駄な空転を自動制御により防止するシステム)、

そしてコーナーでの横滑り防止機能、これらの3つの機能を状況に応じて最適に制御することで、

クルマの姿勢を保つことに成功しています。

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こうした高度な技術開発と投入により、安全走行が保証されているのですね。

しかも、ホンダはこの横滑り防止のシステムをVSA(Vehicle Stability Assist)と称して、

「あくまでもアシスト」という姿勢で開発しています。

ここには「常に主役はドライバーである」という思想、ドライバーの意思を尊重するという

ホンダの基本的な概念が投影されています。

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主役のドライバーを陰でしっかり、がっちりサポートしてくれる安全装備は、

何かあったときはもちろん、何もないときでも安心して運転できる自信につながりますね。

 

ホンダヴェゼルの安全性や自動ブレーキについてはこちら!

 

アイキャッチ画像引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

この記事を書いた人

テンさん
車はもっぱらカーシェアリング。
でも本当は・・・本当はマイカーが欲しいんです!
その溢れんばかりの情熱を記事にぶつけていっています。