現行DJ型デミオが発売されたのは2014年9月なので、4年以上経過しています。
デミオは現在のマツダの販売台数の多くを占める主力車種です。
数多くのユーザーの手に渡ったので、数多くの口コミや評価があります。
好評な甘口評価が多く目立ちますが、不評の辛口評価もあります。
その口コミ評価について検証してみました。
Contents
デミオの口コミにある評価
デミオの口コミ評価を調べると、おおむね好評な意見が多いです。
よく出来たコンパクトカーであることの証明とも言えます。
では具体的にどの辺りが好評なのか、詳細に踏み込んでみます。
デザインに関する評価
デザインに関してはとても好評です。
マツダのコンセプトである魂動デザインは日本車には見られないデザインテイストです。外装だけでなく、内装も落ち着いたデザインでまとめられており、コンパクトカーにはない高級感があります。
そんな中で不評だった意見が多かったのは以下の2点です。
・後ろ姿が平凡
・マツダコネクトナビが使い辛い
外装デザインはとても好評ですが、後ろ姿に関してはさほど優れていないという意見が目立ちました。カッコ悪いわけではないですが、前からの見た目と比べると個性に乏しいです。後ろ姿に関しては、個性が強いとは少し言い辛いです。
そしてマツダコネクトナビの使い勝手が悪いという意見もありました。国産他社からマツダ車に乗り換えた方々は、同じような意見になると思います。
国産他社は汎用ナビを使い、ほとんどがタッチパネルです。それに対しマツダのナビ画面はダッシュボード上方奥にあり、タッチパネルではありません。
ナビ、オーディオ操作はセンターコンソールのダイヤルとボタンで行います。この操作に慣れるまで時間がかかりますが、これは仕方ないと言えるかも知れません。
マツダの内装デザインはヨーロッパ車に近いです。そしてヨーロッパ車で好評なドイツ車の多くが、マツダコネクトに近い操作系統のナビになります。
ドイツ車は走行中の操作性や安全性、合理性まで考えてナビ操作系統のデザインをしています。
それに適合しているのがマツダコネクトナビであり、国産車で主流のタッチパネル式は日本で受け入れられているのみです。
今後は国産他社もマツダコネクトのようなナビに切り替わっていくのかもしれません。要は慣れの問題であり、慣れてしまえばとても使い勝手に優れた操作系統のナビになります。
価格に関する評価
価格に関しての不満もほとんどありません。
多くの方が、『コストパフォーマンスに優れている』と口を揃えて言っています。
その理由はランニングコストの安さです。デミオの売りはクリーンディーゼルです。
クリーンディーゼルは環境性能に優れ、燃費も優れています。低燃費に加え、燃料代が安いです。ガソリンと軽油の価格差は大きいです。これが積み重なると、大きな価格差になります。
価格面での不満はほとんど聞こえませんが、『安い買い物だった』という意見はありませんでした。コンパクトカーの割にはやや高額な車と言えるでしょう。
走行性能に関する評価
走行性能に関する不満もほぼ皆無です。特にディーゼルに関しての不満はありません。
圧倒的な最大トルクを活かし、力強い加速をします。ひとたびアクセルを踏み込めばぐいぐい加速します。その加速性能はコンパクトカーのレベルを超えています。
マツダのディーゼル技術はとても素晴らしいです。その素晴らしさを最も低価格で体感出来る車がデミオになります。
出来のいいディーゼルの陰に隠れがちですが、ガソリンエンジンも素晴らしいです。ノンハイブリッドなので燃費面では若干厳しいですが、それでも及第点レベルは軽く超えています。
6速ATとのマッチングもよく、小気味のいい加速をします。ディーゼルだけでなく、ガソリンでも走行性能に不満はほぼ皆無と言えます。
デミオに乗る女性の評価
デミオはコンパクトカーなので、女性オーナーも多いです。女性の口コミ評価は、男性とは若干異なります。その女性ならではの視点と口コミ評価について調べてみます。
運転しやすい?
女性にとって、運転のしやすさは車の評価に直結します。デミオはコンパクトカーなので、運転のしやすさも考えられて設計されています。
それでも口コミ評価で、運転しやすいという意見はあまり聞きません。
逆に目立つのが、
・後方視界が悪い
・車両感覚が掴みにくい
という意見がありました。
デミオはマツダの魂動デザインコンセプトが活かされたボディデザインになっています。それはどちらかと言うとデザイン優先で、運転のしやすさはその次になっています。その影響がこれらの口コミ評価になっています。
後方視界の悪さはデザイン優先の弊害です。見た目のデザインをカッコよくすると、後方視界が悪くなるのはよくある話です。
シャープなエッジ感覚を際立たせるため、サイドウィンドウが前から後ろに向けて徐々に狭くなるようなデザインになっています。
そのサイズに合わせて、リアウィンドウも小さめになります。それが後方視界の悪さの原因ですが、これに関しては先進装備で対応しています。
後方視界はバックモニターを付ければ使い勝手が向上します。さらにデミオにはオプションで360°モニターがあります。これらの先進装備があれば、視界の悪さをカバー出来ます。
車両感覚が掴みにくいのもデザイン優先の弊害です。ただデミオ自体大きなボディではないので、慣れてしまえば自由自在に取り回しが可能です。
収納などの使い勝手はいい?
収納に関しては厳しい意見が目立ちました。
・収納スペースが狭い
・カップホルダーが使いにくい
・リアシートを倒してもフラットにならない
・ラゲッジルーム自体が狭い
といった感じです。
これは内外装ともにデザイン優先の弊害が出ています。
デザインと使い勝手の両立は極めて難しいです。機能性や使い勝手優先のデザインにすると、無難な無個性のデザインになります。見た目を重視して他社とは一線を画したデザインを採用すると、使い勝手が悪くなります。
デミオは後者ですね。
デザイン優先になり、使い勝手が二の次になっています。これはデミオに限ったことではなく、最近のマツダ車全般に当てはまります。
デミオのディーゼルとガソリンの評価
デミオにはガソリンモデルとディーゼルモデルがあります。デミオの場合はディーゼルの出来が良く、ガソリンはディーゼルの陰に隠れがちです。ここではディーゼルとガソリン両車の口コミ評価について掘り下げます。
ディーゼルの評価
デミオのディーゼルの評価はとても高いです。車両価格は高額ですが、高出力かつ低燃費。1500ccのコンパクトカーとは思えないほどの加速性能を持っています。
ディーゼルはガソリンに比べてエンジン音が大きめですが、それも許容範囲内です。以前のディーゼルエンジンと比較すれば、騒音も振動も格段に小さくなっています。とにかくとても優れたエンジンなので、死角らしい死角がありません。
不評の口コミで若干目立ったのが、時々行われるDPF再生に時間がかかることです。DPFとは最近のディーゼルエンジンには搭載されている装置で、排気ガスの浄化を行います。
ただ使用していると内部に炭が溜まり、浄化機能が落ちます。そうなった際にはDPF内部を燃焼させて、炭を燃やして除去します。
これがDPF再生ですが、再生には30分ほどの時間がかかります。その間はアイドリング状態に留めておく必要があります。DPF再生は頻繁にあることではないですが、ガソリン車には不要です。それは小さなことですが、確かに余計な手間なのかもしれません。
ガソリンの評価
ディーゼルの陰に隠れがちですが、ガソリンもよく出来ています。マツダの最新技術が投入されたガソリンエンジンはとても優れています。
ノンハイブリッドですが、実燃費でリッター15キロ前後はマークします。車両本体価格が安いので、その分お買い得です。
動力性能や燃費面での口コミ評価も、悪い評価はほぼありません。デミオのディーゼルモデルは国産他社ハイブリッドカーと比べられる存在です。
それに対しガソリンモデルはノンハイブリッドカーとの比較になります。トヨタヴィッツや日産マーチ辺りがライバル車です。
その2車との比較なら、デミオにアドバンテージがあります。デミオのガソリンモデルはとてもよく出来たコンパクトカーです。
ディーゼルとガソリンどっちがいい?
ガソリンモデルとディーゼルモデルの比較は、少し難しいです。同じデミオという車ですが、車のキャラクターがかなり異なります。
ディーゼルモデルは国産他社ハイブリッドカーと比較される車です。ガソリンモデルは国産他社ノンハイブリッドガーと比較される車です。
トヨタならヴィッツとアクアの比較。日産ならマーチとノートの比較。そんな感じです。
車が異なるので、直接比較は正直難しいです。個人的意見ですが、メインカーとして使用して高性能が欲しければディーゼルモデルがおすすめです。
セカンドカーとして使用して出費を控えたいのであれば、ガソリンモデルがおすすめです。ディーゼルとガソリンの選択は、用途や目的でガラッと変わります。
まとめ
デミオの口コミ評価を調査、検証しました。エクステリア、インテリアデザインや走行性能、燃費性能では好評な意見が目立ちました。
逆に収納や使い勝手では不評な意見が目立ちました。デザインと使い勝手の両立は難しいです。マツダコネクトナビも不評な意見が目立ちましたが、これは慣れの問題です。
ドイツ車の多くで採用されている操作系統なので、慣れてしまえば走行中の操作はしやすいナビになります。
デミオの値引きについて、下記のサイトで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓