
富士ロイヤル No. 80 グラインダーはドリップ用。中古で貰って、歯は新品を入れた。替え歯 3万円。

Magister の MMD-DR Drogheria (Mazzer SUPER JOLLY の OEM) はエスプレッソ専用グラインダー。18万円くらい。

エスプレッソマシン GAGGIA TEBE はほとんどスイッチ入れっぱなし。8万円くらい。

1994 年制作ハンドメイド。鉄製、一部チーク材。最大容量 1000g (標準 500g)、製作費用 120,000円 サイズ 190*405*340
下部にバーナーユニットを設置して使用。回転動力は手動だが、モーター接続は5分でできる。 構造的には熱源に炭を使うことも可能な設計だったが、残念ながら高温にそれほど耐えられないことが判明。 現存するのはこの 4号機のみ。
作り方ですが、これはまず頭の中で細部まで完成させることから始めました。ひとつひとつの部品の形状をいかに単純にするか、組み立て・分解の手順はどうか、軸部分がどれくらい調整できればいいか。撹拌羽はドラム内部に斜めにぴったり溶接されていますが、このカーブも関数電卓でちまちま計算して出しました。図面は部品一点につき 1枚。実寸で手描きです。20枚くらいの束になったと思います。この頃はイラストレータ持ってなかったしね。今なら同じことをするにも、もっと効率良くできると思います。(そんな情熱は持てませんけど。)
おおまかな設計が完了して図面が10枚を越えた頃から、近所の板金屋を探し出して、毎週毎週、新しい図面を持ち込んで、部品を発注しました。材料の鉄板は 1mm厚。ドラムだけは 2mmを採用したかったところですが、なにぶん一点モノというわけで、加工の都合でやっぱり 1mmに落ち着きました。2mm 板の余材を買い取れなかったのです。同じく材料費と加工賃の都合でモーターも後から付けることにして、まずは手回しハンドル標準にて完成しました。出来た部品から順番に耐熱塗装して組み立て、調整。
全部が出来てから再塗装して、試運転と調整を続けました。調整途中はとにかくギシギシきしむし、ひっかかるしで、安定するまでは耐熱オイルを軸受けに差しながら運転します。
バーナーは実は、理科の実験用のブンゼンバーナー。調整が楽で良いのと、新しく買ってくればすぐ交換できるからです。全開すれば本体から炎がこぼれます。適当なところにすると、本体とドラムの周囲を炎が取り巻くようになります。ドラムの回転にあわせて、中の空気も回転しているのです。



Material: Iron, Rotation power: Geared Motor, Max Capacity: 600g, Expense: 40,000 yen
5/27 焙煎ドラムを発注。材料は2.3t鉄。200φ×200Hを1個。価格は4400円と送料。
5/29 シャフトを注文。3×300を1本。200円と送料。
5/29 フランジ型シャフトホルダーを発注。1520円と送料。まあ、このへんは毎回同じサイズでやってるから設計前でも取り寄せしちゃうんだ。
5/30 ボディの見積もりを依頼。roaster1.pdf 自分で作ると何週間かかるものか。単純な穴開け以外は外注のほうが精度の高いものが結局は安く作れる。これだけの厚さがあると自分じゃ曲げもできない。できても精度は出ない。
6/1 ボディの見積もりが出た。12000円。複雑な形状の割には思ったよりもはるかに安い。ドラム到着。あっという間に作ってくれたのによく出来ている。ずしりと重い。そして横にして回転させるわけだ。シャフトには片持ちで固定する。だから相当の負荷が一点に加わる。フランジもありあわせのものでは駄目という所以である。フランジも溶接すればもっと強度は出る。今回はそれはやらない。明日は仮に組んでみる予定。
6/2 ドラムにシャフトを取り付ける。強度は十分。ドリルチャックにはさんで軽く回してもみる。芯もちゃんと出ている感じ。ついでに外面に一次塗装を行う。ぼくが使っている耐熱塗料は自動車のマフラーやストーブに使われるスプレー。100度以上の熱をかけないと完全硬化しないと説明書にある。すこし乾燥させてからおもむろにガスコンロにかける。耐熱塗料といえば普通は耐熱銀。個人的にツヤ消し黒のこっちのほうが好み。
6/4 本体を発注。 roaster2.pdf roaster3.pdf roaster4.pdf
6/5 手持ちの余りパーツや材料を確認。扉の開閉用の蝶番。扉固定用の磁石。断熱材。耐熱塗料。ネジ、ボルト、ナットが何本か不足の模様。
6/6 細部の仕様を決定。見積もり依頼を出す。回答が出ました。細かいの全部あわせて送料も入れて 16000円くらいだそうです。他社より安いです。それにしても図面の書き方はちゃんと勉強しておきたいですね。足りない部分は開き直って口頭で説明してます。必要な部品はこれでほぼ揃う予定です。総額でも 3〜4万円程度。同様の市販製品を買うと30万円するというのはちょっと信じられないですね。
6/8 部品を発注しました。roaster8.pdf
6/15 来た来た。
6/16早朝 排出口の扉にヤスリ。寸法が非常に正確で助かる。この手の仕事はプロにおまかせするのがいい。
6/17 撹拌翼他のこまかな金具が届きました。イメージ通り。だいたいの組み立ては今週中にもできるでしょう。完成は来週かさ来週の見込みです。扉に磁石取り付け用の穴をひとつ開けて、本体の一部を塗装しました。
6/18早朝 扉に蝶番をビス止め。飽きるほど紙ヤスリをかけて開閉がスムーズになるように。磁石で固定するアイデアはなかなかいい。熱器具だから磁石は駄目と思うだろうが、外部に付けるからいいのだ。
6/19 組み立て中にM3タップが折れた。予備はない。ちきしょー。気を取り直してタップを買ってきた。順調に組み立てていよいよ大詰め。ここが重要だぞっと思いつつ唖然。シャフトの長さが足りない。どこで計算間違えたのかな。あと1cmあればギヤが噛み合うのに。
6/23 仮の脚を付けて仮のバーナーに点火。300度まで上げた時点でのモーター温度は約70度。これなら問題ない。試験のためフロントパネルとのクリアランスを大きめに開けているので、この状態では焙煎は出来ない。
6/26 試運転。1釜目ブラジル、2釜目コロンビア。まずは200度前後まで暖気。豆を投入直後に歯車が空回りする。あ、イモネジ閉め忘れてた。気がついたところ。なんといっても火力不足気味の焙煎になってしまった。対策としては火力を上げる。バーナーの炎の逃げ道を作ってやらないといけないだろう。次にやはり断熱。断熱材の仕込みは試運転後に考えようと思っていたが、やはり必要なようだ。撹拌と排出はおおむね問題なし。先日、生豆を入れて回してみたときにはちょっと回転が早いかなとも感じていたが、煎って軽くなった豆には悪くない。テストの焙煎量は600gにとどめた。予定通りに1000g煎るには扉を固定している磁石をひとまわり大きくしないと不安。当面はこのままでも良いか。脚は仮のものだから全ネジ。床面から本体底面までの高さ200mm程度。脚は飾りじゃないよ、重要だよ。早いところ本格派の脚を作ってやらねば揺れてたまらん。
7/4 脚部の仕様を決定。
7/14 脚と断熱板を取り付け。総重量で20Kgを越えているため、ウォームアップに非常に時間がかかる。グラスウールを仕込んだために多少は改善したが、まだかかる。今以上に火力を上げると本体下部から火炎が逆流して危険。多少の改造が必要だろう。温度計が本体から熱を拾ってしまっているため、表示温度が異常。はじけ始める時の温度表示が 200度になってしまっている。試運転を繰り返さないと調子がつかめない。煎りムラとはほぼ無縁になったのは狙い通り。
7/15 ドラム背面穴開けに取りかかる。
7/17 合計24個の小穴を開けた。穴はもちろん通気のために開けるもの。入気イコール排気の量となるから、バーナーを大きく開けても炎がこぼれない、ということを見込んでいる。再組み立てを行い、火を入れる。目標温度300度。穴開けの際に機械油がドラム内外にまわっているため、これをできるだけ焼き飛ばす必要がある。途中で100gほどの豆を投入して捨て焙煎をする。真っ黒にピチピチ焼けこげるまで観察。部品の組み上がりやクリアランスに問題がないかどうか、温度が上がっていく過程で熱膨張による問題が出ないかどうかを見る。豆がひっかることもなく終了。100度まで温度が低下したら停止する。入排気については、ファンを導入して本格の半熱風にしてしまうことも考えた。それはそんなに難しい細工ではないのです。ただ今のところはそのメリットがよく見えないので、あくまでも考えるだけです。
7/17 テスト焙煎。豆はブラジルとコロンビア。大満足ではないが満足な煎り豆が得られた。使い方の試行錯誤をするしかないでしょう。フタを開けつつ火力を上げていって、最後はバーナー全開という手順で標準的な焙煎時間となった。穴を開けたことで多少のムラが出来やすくなった模様。これは使い方で防止できるはず。バーナーを強力なものに替えるのもあり。コンプレッサー付きのやつとかね。あれなら鉄も溶けるぞ。
7/24 煙突を付けてみた。目的は煙抜きではなくて炎の安定。ワイルドからコスタリカが届いたのでテスト。わりといい感じ。クラックリング後の進行が思ったより早い。本日2回目の焙煎。豆は同じくコスタリカを500g。終盤で思い切って火を消してしまう。それでも重厚な本体の余熱だけで早すぎるスピード進行をしてしまう。ダイナミックに火力を下げるタイミングを見つけなければならないだろう。
8/14 飽きるほど焙煎。焙煎機1台ごとに特徴やこつがあるのは当然で、それをつかむためのテストを繰り返す。この装置の場合、本体の温度で焼くというか、火力の調整が即反映しないかわり、急変も少ないようだ。

夏にときどき作ります。ドリップしたコーヒーを熱いうちに口いっぱいまで入れて密封して冷却。こうすると味が落ちないのです。
1996年から数年、コーヒーの情報サイトをやってました。その残骸が残っています。
再開する気はまったくないけれど、このファイルは捨てるに捨てられません。